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お水の処理道 / ゼオライトの吸着特性

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ゼオライトの吸着特性

2011.4.20(水)

記事カテゴリー: 放射性セシウム

セシウムとネオナイトの原料であるゼオライトの吸着特性に注目します。

ゼオライトは陽イオンを吸着する特徴がありますが、
特にセシウムを好んで吸着します。

その特性を島根県の産業技術センターが天然ゼオライト、合成ゼオライト、
原子力発電所で使用されているイオン交換樹脂ではどの程度吸着に差があるか検討されていましたので、紹介します。

【イオン交換速度】
大型フラスコにセシウム溶液を添加し、
撹拌を開始し、これにゼオライトを投入してイオン交換実験をスタートした。
オートサンプラにより30分間隔で溶液を採取し、
24時間のイオン交換実験を行った。
採取した溶液中のセシウム濃度を分析した。

【平衡イオン交換実験】
セシウム溶液にゼオライトを加え、約一週間振とうした後、
溶液中のセシウムイオンを測定した。
その結果天然ゼオライト系の試料のほうが合成ゼオライト、
イオン交換樹脂系より10倍以上の選択性を示していました。

引用文献:「天然ゼオライトによるCs,Srの吸着除去」
           島根県産業技術センター資料


実験では非放射性のセシウムを試料として使用していますが、
放射性を持ったセシウムでも同じ結果になります。


ゼオライトを主原料としたネオナイトですので、ネオナイトもセシウムを吸着できるのではないか?と予想できます。


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