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お水の処理道 / ネオナイトの取扱について

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ネオナイトの取扱について

2013.8.26(月)

凝集剤は、反応速度やより大きなフロックを形成することが第一に見られますが、よい状態で保管して長く使い続けられることも大切です。

殆どの凝集剤は水の中で反応するものですが、空気中に含まれる水分とも反応してしまい、凝集剤が劣化してしまう原因になります。より良く、より長く使ってもらうために取り扱いについて注意点をご説明します。

先ほど記載しましたが、凝集剤は水の中で反応するものなので、保管時の湿気や水気は厳禁です。なので、

 

①湿気の少ないところで保管することが保管の際に重要になってきます。

 

また、開封済みの薬剤はしっかりと密封して空気中の湿気と反応しないように十分に気をつけてください。袋の中の空気が完全に無くなるまで脱気するとよいです。余談ですが、劣化してしまった凝集剤を濁水の中に入れても何も変わらない、もしくはより濁るだけですので注意して下さい。

また、反応は温度が高くなるとよく反応し、温度が低くなると反応が遅くなりますので、湿度が低い場所に保管をしていても温度が高い場所に保管していると、結果劣化していきます。なので


②高温のところに置かないことも注意して下さい。

 

屋外は天気の影響があるため屋内に保管することが多いと思いますが、換気をよくして熱がこもらないようにしたり、直射日光が当たる場所に薬剤を置かないで下さい。

目安ですが、ネオナイトの保存期間は製造日から三ヶ月以内です。

現場によってさまざまありますが、薬品が2剤以上になったり、粉体と粉体の薬品があると人の目では分からなくなります。ですが、凝集剤を入れるところに中和剤を入れたり、脱水助剤を溶かしていたと思っていたら中和剤を溶かしていたなど間違いがあると水処理全体の流れが止まるので

 

③開封済みの薬品はわかりやすいようにしておくことも重要です。

 

ラベルを貼って中身が分かるようにしておいたり、取り出した場所と同じ場所に保管するルールを作るなど、わかりやすい保管体制を作って下さい。

 

また、ネオナイトは粉体なので開封した勢いで粉体が飛び出ることもあります。すると手や目に付いたり、誤って口腔に入ることがあるかもしれません。もちろん取扱時には手袋とマスク、ゴーグルを装着の上取扱が第一ですが、手や目に付着してしまった応急処置として

 
④水で洗い流すことが一番有効です(飲み込んでしまった場合は大量の水を飲んで内科医に見てもらってください)。

 

天然から産出する原料を主原料に使っていますが、人によっては皮膚がかぶれる場合もありますので、皮膚に付いたら十分に水洗いをした後に医師にご相談されたほうがよろしいかと思います。

以上のことは購入時に添付するMSDSという製品安全シートに書かれているものですが、重要なところをまとめてみました。ご購入時の際にお役立て下さい。


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