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お水の処理道 / バレル研磨廃水の処理

排水・土壌のお悩み解決ブログ お水の処理道

バレル研磨廃水の処理

2011.6.20(月)

記事カテゴリー: 研究開発・PCB

バレル研磨廃水の再利用を目的とした処理を紹介します。

バレル研磨と聞いて分かる人はいますでしょうか?普段の暮らしの中で生活しているとまず耳にすることは無いので分からないか人がほとんどだと思います。
バレル研磨とは、金属製品や電子部品を作るうえで出来てしまう金属バリや凹凸を、水と研磨剤(石やアルミナなど)と一緒に混ぜ、お互いが擦れあうことでバリや凹凸をなくすことを言います。
その研磨廃水を循環再利用したいとの依頼がありましたので、一部ご紹介します。
 
 
 

IMGP0104.JPG
 
 
 

こちらがそのバレル研磨廃水の原水です。この原水にネオナイトを加えて1分間急速に撹拌させ、二分間緩速撹拌を行った後、三分間静止させました。その結果が
 
 
 

IMGP0110.JPG
 
 
 

こちらのようになります。
まだ上水が少々濁っていますので、撹拌タイミングの調整やネオナイトの調合比率を変えるといったことが今後の課題となります。
また、依頼されたバレル研磨は金属を研磨するために使用するものなので、循環再利用する際に塩が残っていると錆の原因になります。原水の分析結果を見てみると塩が残っているので、なるべく塩の濃度を下げて再利用する方法も課題となります。
現状処理した水の塩は原水の約半分まで濃度を落とせましたが、循環して使っていくと塩の濃度は高くなるので、途中水を入れて薄めるか、ろ過して塩濃度を下げるのか、色々悩みどころです。


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