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お水の処理道 / 事前サンプリング

排水・土壌のお悩み解決ブログ お水の処理道

事前サンプリング

2011.11.28(月)

記事カテゴリー: 放射性セシウム

木材の除染活動について採択を受けましたが、
現状を知るため、事前に木材を調べに行きました。

島根から車で14時間以上かかり福島に到着。
市街地の線量は事故直後より減少していますが、
山間部には線量が高いところがあります。

放射性物質が山地の木や葉などに付着しているのが原因と考えられています。
木材の表面を除染すれば、木材の線量を大きく下げられますが、
削ってでてきた樹皮などの処理が問題になっています。
11281.jpg

そこで、木材の表面を現地で測定しました。表面汚染の基準は4Bq/cm2ですが、
多くはそれ以下でした。


次に、木の表面を洗浄し、洗浄水の放射線量を測りました。

11282.jpg
11283.jpg

その後、洗浄水にネオナイトを入れ、ろ過したものの放射線量を測りました。

水の測定に用いる機械は本来なら携帯できるものではありませんが、
空間線量計を使って簡易的に測定しました。

この簡易的な方法は、緊急時における測定マニュアルなどに記載されており、
水のほかに牛肉の測定などにも使われています。

正確な定量は難しいですが、現地で迅速に判別することが可能です。
この結果、ネオナイトの処理によって数値が検出限界以下になっていました。
あきらかに線量が減少しており、暫定放流基準をクリアしていると判別できます。

これは原水と処理水の写真です。ネオナイト処理によって懸濁物等が沈殿しています。
透明な上澄みは安心して放流することができます。
11284.jpg
今回のサンプリングで、ネオナイトの効果と現地で簡易的な測定も行いましたが、
これらの結果を詳細に調べ、効果を判断し、実施試験に向けていきたいと思います。


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