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お水の処理道 / 除染技術実証試験事業を開催しました

排水・土壌のお悩み解決ブログ お水の処理道

除染技術実証試験事業を開催しました

2012.2.10(金)

記事カテゴリー: 放射性セシウム

(独)日本原子力研究開発機構より委託を受けました福島での除染技術を紹介します。

2月3日~2月4日にかけて福島県南相馬市で木材の除染技術試験を行いました。
今回の試験の目的は木材の表皮に付着した放射性物を高圧洗浄水で洗い流し、放射性セシウムを含んだ汚染水から放射性物をネオナイトによって取り除き、どのくらい線量が落ちるのかの検証をする事です。

試験の際に出てくる処理水を洗浄水にする水の循環利用を目的とした除染プラントの運用もあわせて試験しました。

両日ともたくさんの見学者が来場され、除染技術に対する関心の高さが伺えました。(独)日本原子力研究開発機構から担当者の方がいらっしゃり、洗浄方法やプラントの説明をしていただきました。

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(プラント説明をされている(独)日本原子力研究開発機構担当者様)
各自治体、地元企業、報道関係他大勢の方々が見学に来られました。




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(木材を高圧洗浄で除染しています)
被爆を抑えるために離れた位置でコントローラーで操作しました。汚染水はタンクに集められ除染処理を行います。




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(現場に設置した汚染水除染プラント)
木材を除染した水には放射性物質が含まれていますのでこのプラントで除去しました。



高圧洗浄試験の結果は現在取りまとめ中ですが、電離則の持ち出し基準の4Bq/c㎡を基準として基準を超えた木材が基準以下となっています。

汚染水はプラントで除染され、定期的に放射能の測定を行いました。どの時間帯も検出限界値以下でした。
水の使用量や排出量を減らすために水の循環利用が可能と考えられます。

試験当日は寒波到来と言うこともあり雪は降っていませんでしたが乾いた風がことさら寒く、朝現場についたらプラントの水が凍結しているといった事もありましたが、作業員全員がケガや病気になることもなく現場を終わることができました。
追って資料の取りまとめが終わりましたらブログで紹介したいと思います。


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