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お水の処理道 / グラウト工事の水処理現場

排水・土壌のお悩み解決ブログ お水の処理道

グラウト工事の水処理現場

2012.8.31(金)

記事カテゴリー: プラント機器類

夏は海!ということで?、海に建立している橋の橋梁補修工事の水処理現場をご紹介します。

ビルや橋の下によく使われているコンクリートですが、古いものを見てみるとひびが入っていたり、しみのようなものが出てきているコンクリートを皆さんも見たことがあると思います。

もちろんひびが入っているということは強度が弱くなっている証拠なので、古いコンクリートに新しいコンクリートを打込んで補強することがあります。これがグラウト工事です(かなり大雑把ですが)。

コンクリートは強いアルカリ性なので、そのまま自然に流してしまうと生態系に悪影響を及ぼしてしまいます。しかし、コンクリート自体を中性にするのはほぼ不可能です。
そこで泥状になったコンクリートをろ過して、そのろ水を中和して自然に流します。

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海上にある橋脚なので、工事現場などで仮設されるような大きなプラントは設置できません。そこで、ろ布に泥状のコンクリートを入れて、脱水させてから出てきたろ水を処理します。ろ過して出てきたろ水は濁っていてアルカリ性なので、ろ水をポンプで別のタンクに集めます。

DCIM0111.JPG  DCIM0108.JPG


タンクにネオナイトBIを加えて撹拌するとpHが中性になったうえ、濁りが沈殿して透明な処理水になります。
ろ水が透明な場合酸性の液体を入れれば中和を行うことが出来ますが、ネオナイトBIは濁ったろ水の濁りを取ることと中和を同時に行うことができます。その為この現場ではネオナイトBIを使用しました。


DCIM0030.JPG

帰りの船からようやく取れた写真です。瀬戸内海のきれいな海と島を見て自然環境に貢献できているかなと思いつつ、グラウト工事の水処理現場終了です。


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