木材除染プラントが完成しました！

最近涼しくなってきていいことはいいのですが、たまに半そででいると『寒くないか？』と感じるときがあります。季節の変わり目というものをひしひしと感じられます。

さて、注文のあった木材除染プラントが完成しました！このプラントは木材を高圧洗浄で洗った後の排水を除染することを目的としたプラントです。
木材の比重が小さいので木材を洗浄した後の排水は浮きやすいことが予想されます。そこで、薬剤の比重を大きくして沈殿しやすいようにするなどの対策をし、確実に沈殿するように工夫を加えています。

このプラント処理の流れは、放射性汚染水にネオナイトCsを入れて反応させると清水と放射性物を含むフロックに分かれるので、清水は放流、フロックは脱水して減容化する流れです。
この『減容化』がポイントで、除染後の廃棄物をいかに少なくより小さくできる除染プラントが求められています。

製作途中の写真です。左からネオナイトクリーナー（凝集沈殿プラント）、原水槽、ネオナイトセパレーター（脱水機）が並んでいます。各それぞれの機器をホースで繋いで凝集沈殿と脱水が行えるプラントになります。

実際におく現場では各機器がユニットになっているので機器を下ろすだけで汚染水処理ができます。
プラント製作は部品作り→溶接→機器組み付け→配管→機器固定→塗装といった色々な工程を経て完成するので時間がかかります。今回の現場は9月末に納入と前もって聞いていましたので、順を追って工程組みをします。

撹拌機やポンプなどの機器を組み付けてひとつのユニットとします。
このネオナイトクリーナーとネオナイトセパレーターをトラックに載せて福島まで搬送します。

あわせてネオナイトの職員も同時に福島まで行ってきます。後日現地作業の様子をご連絡します。