泥排水処理技術を通じて地球環境に貢献する 株式会社 ネオナイト
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お水の処理道 / 酸とアルカリと中和
2013.7.17(水)
今回は中和についてお話したいと思います。
中和とは酸とアルカリ(塩基)が反応して水と塩が出来る反応のことで、水溶液のpHを中性にすることです。
高校・・・か中学校でも習ったことがあると思いますので思い出していただきたいと思いますが、簡単な中和反応に塩酸(HCl)に水酸化ナトリウム(NaOH)を反応させると水(H2O)と塩化ナトリウム(NaCl お料理で必要な塩です)が出来る反応のことを中和反応と言います。
産業としてもいろいろありますので一概にはいえませんが、すりガラスを作る工程で使用される薬品の中和、紙、パルプ製造業で木材チップを分解する際に使用する薬品の中和、金属表面処理をする薬品の中和など、いろいろな業界でさまざまな薬品の中和が必要になります。
また、使用される薬品によっては水質汚濁防止法で規制されている元素を含むものもありますので、中和と一括りにしても多方面から問題を監視する必要があります。
この中和反応で難しいのがまさに「中和させる」ことが難しく、pH4~10付近(中和させる薬品によって変動)になると急激にpHの値が変わります。下の中和滴定曲線は強酸と強アルカリを反応させたときのグラフで、pHの値が小さいと酸性、大きいとアルカリ性、pH7で中性と呼ばれます。見ていただくとpH7付近で急激にpHの値が変わっています。
グラフのような中和滴定曲線が出来る中和になると、反応させる薬品を1滴だけ入れても指示薬(リトマス紙のようなもの)の色が付いて頭を悩ませることになります。
そのため、pHが中性域に近づくと反応させる薬品を薄めてpHの反応を調整したり、反応させる薬品の選定を変えたりといろいろと調整しています。
しかし、反応後の塩によっては有害であったり、常温で水溶液に析出する塩もありますので、使用する薬品の選定には注意が必要です。
今回の工場から排出された排水は強アルカリ性でしたので、強酸と反応させると即効で酸性に振ってしまう為苦労しましたが、無事中性域にすることに成功しました。
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