トップページに戻る

1つ前に戻る

お水の処理道 / 除染プラントの準備

排水・土壌のお悩み解決ブログ お水の処理道

除染プラントの準備

2012.1.12(木)

記事カテゴリー: 放射性セシウム

二月に木材除染実証試験をするプラントの仮設置が今進められています。

現場でプラントを組み付ける前にまず社内で実際の現場そのままの組付けをし、問題がないかの確認と改善点を見つけるために仮組みを行っています。

設置途中の写真なので実際設置するプラントとは少し違いますが、プラント設置の方に聞くと来週には完成するのではないかと言う事です。


%E7%94%BB%E5%83%8F%20347.jpg

処理の流れは、木材の高圧洗浄によって排水された汚染水をネオナイトを使用して放射能量を下げます。


放射能量を下げた排水は、濾過用のネオナイトが詰められたろ過機に通水して放射能量を更に下げます。


ネオナイトと一緒に沈殿した放射性物は、分級機に送られて減容化します。


%E7%94%BB%E5%83%8F%20345.jpg


■事業名  平成23年度 「除染技術実証試験事業」
      放射能汚染された木質バイオマス(ガレキ・原木等)有効利用のための
除染技術の実証試験事業

■事業主体 (独)日本原子力研究開発機構

■除染場所 福島県南相馬市原町区牛来字穴田 (千葉製材所内)




福島県内の山林の木材を利用して製品を生産する木材加工業では、丸太加工の副産物として必ず出てくるオガコやバーク(樹皮)の流通利用・処理処分(焼却等)が問題になっています。


処分の時には焼却の際に放射性物質の濃縮による影響が考えられており、そのため原木の利用・加工品の生産自体が立ち行かなくなっています。


また、福島県内の森林では放射能濃度にばらつきがあり、それによって、木材の放射能濃度に地域毎に放射能濃度に差が出ており、林業界でも対応に苦慮しておられます。


福島県内の木材業界団体の中心である、(協)福島県木材流通機構様と協議した結果、加盟組織の千葉製材所であれば問題はなく実施可能であるとの結果を頂きました。
木材の流通が止まっている現状を改善するためにも、この試験事業を成功させて一役お役に立ちたいと考えています。


すべての記事

お水の処理道のトップへ

お見積・ご相談

トップページに戻る

1つ前に戻る


全国ネオナイト工法振興協会のサイトへ(http://www.neonite.net/)
お見積・ご相談